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初対面の人とスムーズに話すには?

Q;初対面の人とスムーズに話すには?

A;共通点をみつけてそこから話をする

第50回上高地開山祭に参加させていただきました!ありがとうございます♪

前回のブログ でお伝えした、上高地内のホテルにてスタッフ様向け研修を行ったご縁で、4月27日の第50回上高地開山祭に参加しました!(本当にありがとうございます!)

当日は、松本駅前に集合しシャトルバスで上高地へ直行!

 

ですが、そのまま開山祭式典を行う【河童橋】近くのバスターミナルまで行かず、もっと手前=上高地国定公園園内の入り口【大正池】でバスを下車し、園内を流れる梓川沿いを約1時間散策しながら、開山祭の式典が行われる【河童橋】まで歩いて行きました。

 

その様子を、このブログ冒頭に30秒弱の動画でアップしてみましたので、よかったら見てみてください♪)


初対面の人と話す・・・時に意識することは?

開山祭は、山の神様に今シーズンの無事を祈る神事です。と同時に、山開きのお祝いの雰囲気も、式典が行われる河童橋付近では感じられました。

 

約一時間余りの神事の後、近くの小梨平キャンプ場では、献上されたお神酒のおふるまいや美味しいお料理をいただける、オープンエアな「祝宴」が開催されます。

 

そこには、山を愛する(山だけでない?かも(笑))たくさんの人たちが集い、思い思いの場所でその祝宴を楽しむ~具体的に言うと、記念の升を手に、お日様の下で北アルプスを愛でながら地酒をいただく~という、なんとも言えない幸せの時間を大勢のお客様と一緒に過ごします。

 

私は山ガールの友人と2人で参加したので、周りの人の98%は知らない方たち・・・そんなとき、あなたならどんなふうに、立ち振る舞いますか?

元来、人見知りで知らない人と話すのが怖かった昔の私なら、こういう時は端っこで友達とちんまりしている方が楽だし、知らない誰かに声掛けられたらビクビクしながら話すタイプだったと思います。

 

でも、今は違いますよ! 


それは、「人は、共通点があると、安心感がわく」ということを知ったから!知らない人と話しするのが、以前よりは楽で楽しくなったからです。

だからこそ、こういう時の私は、初対面の人と話をする時は「この人との共通点は何だろう???」と考えながらお話しをするように心がけています。

 


共通点を見つけやすい【しつもん】をして、会話を広げる意識

初対面の人と共通点を見つける~といっても、初対面なんだから共通点なんてわからないよぉ~って思いませんか?

そうなんです!共通点なんて最初からわからない・・・ことも多いかもしれません。だからこそ、最初は【共通点が見つかりやすいしつもん】をして、そこから会話を広げる~相手が話しはじめたらその話をちゃんと聴く~を、私は心がけています。

 

 

たとえば、開山祭の祝宴会場では、食べ物やお酒をいただくために、その列に並ぶ時間があります。そんな時せっかく何分間かを同じ空間(しかもかなり近い距離)で過ごす人たちと、無言でシーンと携帯触りながら並んでる・・・のもいいけれど、地元民としてはそんな時にでも「あ~上高地の開山祭に来てよかったわ~」と思ってお帰りいただけたらって思っちゃうのです。

(強力な「話しかけるなオーラ」がでている人には、もちろんそうはしませんよ)
  


この会場にいる人の共通点ってなんだろう?って考えると・・・結構あるんですよ。「お天気」「開山祭に参加なう!」そして、最大の共通点は「いま!上高地にいる」ということ。「山が好き」なのかもしれないし「旅行が好き」なのかもしれないし、なにより上高地に来るために(自家用車で来られないので)何らかの方法をとって入山した~という過程は同じはずなのです。

 

そんな共通点がどこかにあるかも~どこにあるんだろう~と探しながら、お話しを広げる意識を持って会話をするようにしています。

 

*** 当日の体験談 ***

 

折しも、焼鳥をもらうために私が並んだ列の後ろに並ぶご夫婦から、初めて開山祭に参加されているような会話が聞こえてきました。さらにこの祝宴の勝手(システム)がよくわからず、とりあえず列に並んだけど・・・っと思っている風。(「ここにいる人はどんな人たちなのかしら~これどうしたらいいのかしら~」みたいな会話が聞こえてきた。)

 

・・・なので、私はクルッと振り向いてニコッとしながら「私は仕事のご縁で何回か(開山祭に)参加しているのですが、もしよかったら、みなさんはどんなご縁で参加されたのですか?」と聴いてみました。

 

すると思った通り「たまたま旅行で来たんだけど・・・たまたま今日は開山祭だからというので開山祭チケット付きのツアーにしたんだけど・・・どうしたらいいものか?」というご返答でした。

 

そこで、今、疑問に思っていることをお聞きし、それに回答できることは回答する~というような話をほんのちょっとしているうちに、ご夫婦お二人ともニッコニコ。おたがい「どこから来たの?」というような話から始まり、しまいには「このあとお酒の列に並ぶなら、どこの地酒がおススメ?」ときかれ「普段はどんなお味がお好みですか?」など話が広がる広がる~(笑)

 

・・・っと、ほどなく目的の焼き鳥を受け取り、お互い「いい時間を♪」っと気持ちでハイタッチしながら、お別れしました。


ポイントは「オープンクエスチョン」で会話を広げる

ご夫婦との会話~時間にしたら、ほんの2~3分(1~2分かも)。そこで私が意識しているのは、共通点を見つけやすくするための「オープンクエスチョン」です。

   

 

先の会話でオープンクエスチョンになっている部分は、たとえば「どんなご縁で参加?」「どこから来たの?」「どこの地酒がおススメ?」「普段はどんなお味がお好みですか?」などです。ほかにも、この会話の流れだと「いつから上高地に入られたのですか?」とか、「園内はどこがおススメですか?」なども考えられるかもしれませんね。

  

 

この、答えを限定しない質問を「オープンクエスチョン」といいます。

英語で言うと「When Where Who What Why How」などと表現される「いつ?どこで?だれが?なにを?どんなふうに?どれくらい?」という答えを限定せず自由に話せる質問のこと。

   

これは相手のことをよく知らない場合(初対面の場合)や、その人と会話を広げたい場合に、とても有効に働く質問なのです。

   

   

 

反対に、答えを限定する質問を「クローズドクエスチョン」といいます。たとえば【YES/NO】で答えられる質問などがそれにあたります。

   

 

先のご夫婦との会話のオープンクエスチョン部分を、もしクローズドクエスチョンでするならこんな感じ。

 

・「どんなご縁で参加?」→「お仕事の関係で参加ですか?」→NO
・「どこから来たの?」→「東京から来られたのですか?」→YES

・「どこの地酒がおススメ?」→「○○という地酒はおススメ?」→?

  

 

この場合、答えがYESだったらいいのです~そのあとも盛り上がる可能性があるから!

 

でもNOだった場合・・・一瞬の沈黙が流れ・・・話はだんだん盛り下がる・・・ということが、よくみられます。

 

  

ここで大切なのは、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン・・・どちらがいい悪いではないんです!

 

特に、ビジネスシーンや話を早く進めたり終わらせたりするときには、クローズのクエスチョンの方が良い場合も多いです。(ただし、その場合は、相手が【YES】と答えられるクローズドクエスチョンをするのも一つのポイントになります)

  

 

この場合大切なのは、「初対面で」「話をスムーズにしたり、盛り上げたい」場合は、オープンクエスチョンの方が効果的だし、共通点も見つけやすいことが多いということです。

 

そのため、婚活サポートにかかわるセミナーの時には、このオープンクエスチョンで話しを広げる方法を、具体的に練習したりします。(【ど】がつく質問!っと命名しました・・・わたし(笑))

 


しつもんしたら、答えはしっかり受け止める!最後まで聴く!!

そして話を盛り上げる中で、最も大切なのは、しつもんをしたら、たとえどんな答えが返ってきても、それをしっかり受け止めること!(これをしないと、ただ質問攻めされている印象になり、かえって印象を悪くします)

 

せっかく相手が話しはじめたら、まずは話を横取りしたり遮ったり否定したりせずに、最後まで聴くということを大切にしています。(たとえそれが興味ない話でも、知らないは話でも)。

 

そうすることで、ただ質問を相手にぶつける印象や、根掘り葉掘り聞かれる印象を防ぎ、「あなたの話聴いてますよぉ」という「受け止めてる感」を相手に届けやすくなります。この受け止めてる感を伝えるためには、適度な相槌やうなづきも効果的ですし、前回のブログにも書いた「オウム返し」なども有効ですね。


そうこうしている間に、私は目的のつまみと地酒を入手している途中で、また別の久しぶりに会う友人を見つけ、その友人のお連れさん達も一緒にお誘いして、同じシートに車座になり、美しい清水の横で乾杯!!!をしたのが先の写真です。

 

お互いのグループで知り合いなのは、私とその久しぶりに会った友人のみ。ですが、そこはみな「上高地の開山祭に来た」という共通点を持つ人たちなので、話せば話すほどさらなる共通点が見つかり、話もどんどん盛り上がります。

 

「山が好き」「自然が好き」はもちろんですが、友達の友達などのご縁や、興味ある山・登ったことある山など共通点がどんどんみつかり、あっという間に帰りのバスの時間になるくらい盛り上がりました。

 

最初雲をかぶっていた北アルプスも、最後はこんな青空に映え、第50回開山祭は本当に素敵な開山祭となりました。

   

 

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